読書をする時に、様々な内容・ジャンルの本を読むけれど
”サイズはあまり意識したことがない”
そのような人は結構いるのではないでしょうか^^
本の内容によってサイズが異なることもあり、実は本を探すときにもサイズのことを知っていると効率が違ってきます。
普段は意識しないけれど、知っているとちょっと役に立つ本のサイズの種類。
本のサイズに関する知識を持っているだけで、一層快適な読書を楽しむことができそうですね^^
今回は本のサイズの種類にはどんなものがあって、どんな規格や寸法があるのかをみていきたいと思います。
代表的な本のサイズ・大きさ
本の判型は、本の内容と、密接な関係があり、内容によってサイズが決まっていきます。
一般的に、写真集・美術全集などのように、写真や図版を中心にした本は大きく、文庫や新書など文字を中心にしたものは、小さいようです。
判型が決まると、文字の大きさや、種類1ページあたりの行数と字数も決まり、内容にふさわしいスタイルに調えられます。
それでは文庫本、新書、単行本の3種類についてみていきましょう。
文庫本
文庫本は、判型がA6判、寸法(mm)が105×148というサイズが基本です。
文庫本は一番小さいサイズの本です。
小さくて軽いので持ち運びに便利ですし、鞄の中に入れて、電車やバスなどの通勤・通学時間に読むのに最適ですね。
皆様も、大きすぎる本だと混雑時に読書できなくなった経験があるかと思います。
そんな時は文庫本を活用してみてはどうでしょうか。
新書
新書本は、判型が新書判、寸法(mm)が約103×182というサイズが基本です。
新書は、文庫本よりも少しだけ大きいサイズの本です。
読み手である年齢層の手の大きさを考慮して、そのようなサイズになっている部分もあるようです。
文庫本と横幅は同じで、縦に少し長いです。
縦長の方が横長の本よりもスマートな印象に見えますよね^^
単行本
単行本は、様々な判型があり、
判型がB6判であれば 寸法(mm)は128×182、
菊判であれば 寸法(mm)は150×220、
四六判であれば 寸法(mm)は127×188、
新書判(漫画の単行本)であれば 寸法(mm)は103×182
というサイズになっています。
菊判とは、菊判の原紙(636×939mm)を4×4で断裁してできる判型です。
四六判とは、四六判の原紙(788×1091mm)を4×8で断裁してできる判型です。
単行本は文庫本や新書よりも大きなサイズの本です。
漫画の単行本をイメージするとわかりやすいと思いますが、外出するときに持ち運ぶには少し不便です。
文庫本などに比べて表紙なども凝っていることが多いようです。
Sponsored Link
その他のサイズや規格一覧の名前
上記のサイズや規格に加え、その他のサイズや規格も下記にまとめました。
※記載してあるサイズや規格は、すべてを網羅しているわけではありません
判型 寸法mm 本の種類
B4判 257×364 大きな画集・グラフ雑誌など
A4判 210×297 写真集・美術全集など
B5判 182×257 週刊誌・一般雑誌など
A5判 148×210 学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書など
B6判 128×182 単行本など
A6判 105×148 文庫本
菊判 150×220 単行本など
四六判 127×188 単行本など
AB判 210×257 大き目の雑誌など
三五判 84×148 地図帳など
新書判 103×182 新書本・漫画の単行本など
タブロイド判 273×406 夕刊紙など
ブランケット判 406×546 新聞
本の大きさの種類は何種類あるのか?
本の大きさの種類は、表に記載されていないものもありますが、主に表で紹介した13種類が一般的によく見る本の種類ではないかと思います。
ちなみに、AB判とは、A判の長辺とB判の長辺を組み合わせたもので、いわゆるワイド判と呼ばれているものです。
また、海外で本屋に行くと、日本では全く馴染みのないような本のサイズもありますね^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回様々な本の大きさを見てきたように、本は大きさごとに意味があります。
例えば、文庫・新書が読み手である若い年齢層の手の大きさを考慮して、あのサイズになっていましたね。
同じ本であっても、手軽に持ち運べる文庫本と大きくて読みやすい単行本など複数のサイズで出版されていることもあります。
外出用に文庫本サイズを、あるいは家で読む用に単行本サイズを選択してみるのも面白いかもしれません。
目的に合った本のサイズを選ぶようにすると、読書の時間が今までよりも有意義なものになりそうですね!
また最近では電子書籍で本を読む方も増えたと思います。
私も、持っているスマートフォンに電子書籍を入れて読むようになりましたし、手軽で持ち運びには便利なのでちょっとした読み物の場合はありかな、と実感しています。
しかし、ガッツリ教科書的な読み方をする本の場合は、やはり紙本の方が直接書き込めたりするので、神本の優位性はなくならないと思います。
最後に個人的な感想を言うと、今まで本の大きさや規格に込められた意味を気にしたことがありませんでした。
本というと内容ばかりに気を取られがちですが、今回本の規格やサイズを調べたことで、読み手のために様々な工夫が凝らされているのだと、改めて実感しました。
そういえばずいぶん前になりますが、本の装丁について、またその作業に携わる編集者の方々が一時期ニュースでも特集されて話題になってましたね。
本には規格、書体、装丁などなど…たくさんの人達が関わっているのだな、と背景を意識することで読書が感慨深くなりました。
このように普段読んでいる本を様々な角度から見てみると、面白い発見があって読書がより一層味わい深くなりますね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
関連記事
⇒読書中にオススメの音楽は?集中できない人もいるけど効果はある?
Sponsored Link
本や読書好きの方にシェアしてこの情報を届けませんか?
記事が参考になったという方は
FBなどで「いいね!」もお願いします^^!