漫画家といえばどんなビジュアルを思い浮かべるでしょうか。
漫画家のイメージといえば、ベレー帽を身に付けた漫画家の姿が思い浮かぶ方もいるでしょう。
漫画家といえばベレー帽が思い浮かんでしまったそこのあなた。
ではそもそもなぜベレー帽がトレードマークになったのかご存じでしょうか?
今回は、漫画家がベレー帽を被っているのはなぜか、イメージの理由について掘り下げていきたいと思います^^
漫画家のイメージについて
現代は画像検索で簡単に作者の顔を閲覧することができます。今の時代、人気漫画家さんでベレー帽をかぶっている人はおそらくほぼいないでしょう。
ですが、手塚治虫さんストーリー漫画の黎明期は、漫画家さんがこぞってベレー帽をかぶっていた時期があったようです。
その時期は漫画に登場するキャラクターもベレー帽をかぶっているキャラが多く存在していました。
有名なのは「ドラえもん」に登場するジャイ子ですね。誰もが1回はベレー帽姿を見たことがあるでしょう。
作者もキャラもベレー帽をかぶっているわけですから、印象に残り、イメージとして思い浮かびやすかったのではないかと思います。
漫画家がベレー帽を被っているのはなぜ?
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ではなぜその時期の漫画家はベレー帽をかぶっていたのでしょうか?
実は、漫画家の横山隆一さんが流行のきっかけであると言われています。
横山隆一さんは、代表作と呼び声の高い「フクちゃん」を描いた漫画家で、いつもベレー帽をかぶっていることが自身のトレードマークでした。
横山さんが他の漫画家さんにベレー帽を勧めたことで、しだいに手塚治虫さんなどの人気作家が着用するようになりました。
ですから、横山さんが流行の第一人者というわけです。
ベレー帽のイメージが定着した理由
ベレー帽をかぶった漫画家で有名なのは、手塚治虫さんや藤子・F・不二雄さんです。
作品の作者紹介欄や画像検索でベレー帽をかぶって微笑んでいる写真が印象的ですよね。
手塚治虫さんをはじめトキワ荘出身の作家さんはベレー帽をかぶっています。
なぜでしょうか?
藤子・F・不二雄さん、藤子不二雄Aさんや石ノ森章太郎さんは、手塚治虫さんを尊敬しています。
トキワ荘に住む上記以外の作家も手塚治虫さんを敬っています。
おそらく手塚治虫さんが身に付けているベレー帽をかぶることで、憧れの人に近づきたかった、もしくは真似をしたかったのではないでしょうか。
こうしてベレー帽はトキワ荘界隈から流行したのではないかと思います。
服もそうですが、やっぱり流行っていると身に付けたくなるのが人間心理です。ベレー帽をかぶっている作家さんを見て、自分もかぶりたいという欲求が伝染したのではないかと考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、
・一昔前の、ストーリー漫画の黎明期は漫画家といえばベレー帽というイメージだった。
・漫画家がベレー帽をかぶり始めたのは、横山隆一さんが着用しており、周りの漫画家に勧めたから。
・ベレー帽が定着したのは、手塚治虫さんという大作家が着用していたから。また当時の漫画に登場するキャラクターたちも流行にあやかって、ベレー帽鵜をかぶっていたから。
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
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