ルパン一味はそれぞれ役回りがあります。
頭脳明晰で盗術に優れたルパンは計画を主導し、盗みを成功に導きます。
次元や五ェ門は頭脳面でも秀いていますが、基本的に作中のメインの敵対組織と戦闘で活躍します。
峰不二子も頭脳や盗術に定評がありますが、作中で印象的なのは美貌を用いてターゲットに近づき、落しますことですよね。その美貌はルパンをも虜にしてしまうほどです。
今回は峰不二子に焦点を当てて執筆したいと思います。
ルパンとの関係性、彼らが別れたのはなぜかについて掘り下げていきたいと思います^^
峰不二子とは
峰不二子はルパン三世シリーズに登場するヒロインです。
簡単なプロフィールを以下にまとめました。
名前:峰不二子(みねふじこ)
身長:167cm
体重:50kg
好きなもの:お金、宝石、美男
苦手なもの:カエル、ヘビ、狭い空間(閉所恐怖症のため)、ルパン三世
出身:日本・北海道・浜中町
ルパン三世シリーズはモンキー・パンチさんが1話1話を独立した設定で描いており、基本的に次話で前話の設定を持ち越さないスタンスで連載していました。
その影響なのか、原作とアニメでは設定やキャラクター像が異なります。
なので、原作版とアニメ版の両方についてご紹介します。
まず、一般的に馴染みがあると思われるアニメ版についてです。
基本的にはお金や宝石など高価なもののために他人を裏切ることをいとわない悪女です。
ルパンはなんやかんやで許してしまうことが多いですが、次元や五ェ門からは警戒心を抱かれていますよね。
ただ、ルパンが死にかけると悲しみ、驚くなど、仲間もしくはそれ以上の思いを抱いていると思われる場面もあります。
次に原作版についいてです。
ルパン三世シリーズは上述のスタンスで連載していました。
そのため原作では不二子は様々な役柄で登場します。例えばルパンの敵、味方、恋人、知り合い、仲間、初対面の他人としてです。
キャラクターデザインについても髪色が金髪、黒髪、茶髪など一貫していません。
このことについて、モンキー・パンチさんは以下のように述べています。
「不二子はルパンの次に考えたキャラクターです。
設定は『007』シリーズのボンドガール。ボンドガールは作品ごとに違う人が出てくるでしょ?
僕も毎回、違うルパンガールを出すつもりでいた。
でも、それを毎週、考えるというのは大変でね(笑)。
だからといって、同じ女性が毎週、出てくるのではつまらない。
だったら同じ女性でも髪形やコスチューム、性格が違う、“謎の女”を毎回、出してみたらどうかと思ったわけです。
“女性の本性はわかりにくい”という男の心理がありますから、不二子のような女性は、それにぴったり合うんじゃないか、と」
ルパンの仲間としてのキャラクター像は、漫画『ルパン三世・新冒険』から定まったようです。
一般的には近年のテレビスペシャルなどでルパンが不二子にあしらわれる印象が強いですが、意外にも原作ではルパンから冷たい扱いをされているようです。
例えばルパンが仲間を助ける場面では次元や五ェ門を優先したり、また不二子ではなく別の女性を仲間にしようとする描写もあったようです。
一方で次元や五ェ門からは決して悪くは思われていなかったそうです。
よく知られているアニメ版とは真逆ですね。
峰不二子とルパンの関係性
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不二子は劇中では基本的にはルパンの仲間という立ち位置です。
しかしお宝のためなら彼らを裏切ることもいとわない姿が描かれていますよね。
ルパンたちがお宝を奪取する計画をたててもその計画に沿わない行動を取り、お宝のためにルパンたちと敵対することもあります。
ルパンや次元、五ェ門の「やっぱり裏切ったか」という旨の発言を聞いたことがある方もいると思います。
また、裏切ったかと思えば途中からルパンたちと合流して物語の敵を倒し、最後にはルパンたちと宝を手にするなんてこともあります。
ルパンたちはルパンたちで不二子が裏切ることを想定して計画を練り、実行する描写がありますし。
このように不二子とルパンは仲間でありながら、目的のために利害関係で成り立っている不思議な関係性です。
普通ならば裏切られて何度も身の危険にさらされたらたまらないはずです。
それでも関係を絶たないのはピンチを脱することができるという大怪盗としての自信からくるのか、男としての余裕なのか、あるいは不二子がルパンを信頼してるからこそ裏切れるのか。
この関係性にはこれらの要素が含まれているのではないでしょうか。
人間関係は白か黒かではないことを表していますね。
今回関係について調べたところ、モンキー・パンチさんが不二子像について以下のように述べたものがありました。
「不二子はダイヤモンドには目がないという欲深さがある一方で、甘え上手だったり強気な一面もある。
そんな小悪魔的なイメージにもかかわらず、どこか憎めないキャラクターです。
これは男が求める女性像とでもいうのかな~?
どれだけ憎々しげなことをしても、不二子だったら許される、そんな感じの女性なんです。
僕はそういう女性を漫画の中で生かせればいいなと思っていました。
どの物語に出てきても憎めない、嫌にならない女性像を狙って出した部分はありますね」
作中での裏切っても憎みきれない絶妙な関係は、意図されたものだったようですね!
ルパンと不二子の二人の間には何があった?
上述のように作品によって設定が変わるルパンシリーズ。
基本的には仲間という立ち位置ですが、やはり設定次第で役柄も変わるので、作品ごとに関係性も微妙に変わってきます。
テレビアニメ最新作『ルパン三世 Part5』では不二子とルパンが恋仲だったが別れてしまったという設定になっています。
これまでの作品でもお互いまんざらでもない描写がされているものもありますが、一体なぜ別れてしまったのでしょうか。
アミという少女が不二子に「どうしてルパンと別れたの?」と訊くと、「付き合ったから」と答えました。
その後、アミが食い下がったことで不二子の語りが始まります。
その際「(付き合い、二人暮らしまでしたが)なにもなかったからよ ワクワクもドキドキもなーんにもなかったの 恋の駆け引きも、命がけの盗みも なにもね そういう2人じゃなかったってこと」と述べています。
交際時はその時間が永遠に続くかのような錯覚に陥ることもあると思います。
しかし付き合ったから別れるというのは至極当然で、恋愛ひいては人間関係が諸行無常であることを的確に表現しています。
シンプルですがすごく重い言葉です。
また恋愛もはじめは刺激があっていいですが、関係が長期になればマンネリ化して刺激が薄れます。
アニメの最終話ではルパンが不二子への想いを示しますが、それまで刺激の中で生きてきた彼らにとって交際時のすべてが手に入った状態は物足りなかったのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、
・ルパンシリーズのヒロインで、ルパンファミリーの1人
・ルパンと不二子は仲間であるものの、利害関係も含んだ独特の関係性である
・付き合ったものの、お互いが求めていたものと現実は異なり、何もなかったから別れた
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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