数々の大ヒット映画で日本のアニメーション映画をけん引してきた宮崎駿さんとスタジオジブリ。
「風立ちぬ」で長編映画を引退した宮崎駿さんが、この春に短編映画、「毛虫のボロ」を公開するようです。
宮崎駿さんは長年の間、「虫の目から見た世界」を描くという企画をあたためていたようで、「毛虫のボロ」の構想自体は、「もののけ姫」以前からあったようです。
今まで「風の谷のナウシカ」をはじめ、数々の作品を世に放ち、子供から大人まで魅了してきた宮崎駿さんは、本作でどんなことを表現し、受け手に何を伝えたいのか。
今回はそんな「毛虫のボロ」のモデルとなった幼虫はいるのかなど、キャラクターについて深掘りをしていきたいと思います。
毛虫のボロは何の幼虫がモデルなのか?
ボロは何の毛虫がモデルとなっているのか調べてみましたが、厳密に何という種類の幼虫がモデルなのかはわかりませんでした。
ただ、毛虫といっても、チョウやガの幼虫なのか、毒があるのかないのかなど、多くの種類が存在します。
ボロがどの種類かによって作品の意味合いも変わってくると考え、
今回は毛虫の種類を以下にまとめてみました
有毒な毛虫
ドクガ科
カレハガ科
ヒトリガ科
イラガ科、マダラガ
名称のある毛虫
イラムシ:イラガの幼虫
クマケムシ:ヒトリガ・シロヒトリなどの幼虫
シラガタロウ・クリケムシ:クスサンの幼虫
ブランコケムシ:マイマイガの幼虫
テンマクケムシ・ウメケムシ:オビカレハの幼虫
マツケムシ:マツカレハの幼虫
マツノギョウレツケムシ:オビガの一種マツノギョウレツケムシガの幼虫
毛虫の幼虫は上記以外にも存在しますが、これだけでも10種類以上と、数が多いですね。
いったい毛虫のボロはこの数ある種類の中の、何の幼虫がモデルなのでしょうか?笑
個人的にはアゲハ蝶の一齢幼虫にも見えますが、卵の形が違うのであってはいなさそうです…
何がモデルなのかで、作品の意図や受け手の感想も変わってくるので、いろいろな意見が出てきそうで楽しみですね^^
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毛虫のボロは可愛いか、可愛くないか
こちらが毛虫のボロの、キャラクターデザインとなります。
個人的には可愛いキャラクターだなと思いますが、印象はどうでしょうか?笑
ツイッターでは、ボロについて色々と意見が上がっています!
「かわいいけむし…」
「見た途端にやられた。めっちゃかわいい。目くりくりしすぎ」
「頼りない毛がかわいい」
「愛されキャラになりそう」
「頼りない毛がかわいい」
という意見が上がる一方で、
「きもかわいい」
「ちょっときもちわるいかも」
「かわいいのかなあ?」
などなど賛否両論のようです^^;
個人的には愛嬌があって可愛いと思いますが、意見が割れていますね!
こればかりは、好みというか、主観になってしまうので、何とも言えませんね。笑
原作となる話はあるの?
宮崎駿さんとスタジオジブリが手掛けてきた作品の中には、宮崎駿さん自身の、あるいはスタジオジブリのオリジナルストーリーの作品がありますよね。
また、原作の本があり、その原作をアニメーション映画化している作品も数多くありました。
では、今回の作品である、毛虫のボロはオリジナルストーリーなのか、原作のアニメーション化なのかといいますと、原作・脚本ともに宮崎駿さんが手掛けるようです。
つまり前者、宮崎駿さんのオリジナルストーリーとなります。
気になる原作の内容はというと、
三鷹の森ジブリ美術館のホームページには以下のように毛虫のボロの作品紹介がされています。
「草むらのなか、夜が明ける前に卵からかえった毛虫のボロ。
初めて見る朝陽はとてもまぶしくて、世界はおいしそうな空気にあふれていました。
ボロは、ボロギクの根元に降り立ち、毛虫の先輩や外敵が行き来する世界へと踏み出します。」
このように、今回の毛虫のボロは小さな毛虫から見た世界を描くようですね。
どんな物語になるのかワクワクしますね^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回 宮崎駿さんが手掛ける「毛虫のボロ」のテーマは、「1ミリの毛虫から見た世界を描く」です。
たった1ミリほどの小さな体から見える世界はどのようなものなのでしょうか。
人間はある一定の大きさを有しているので、普段自分が見ている視界(世界)について考えることはおそらく少ないはずです。
毛虫が見ている世界は、きっと子供が大人を見上げるのとは比べ物にならないほど、想像を絶するのでしょう。
ボロの視点に立って映画を観ることで、自分の見ている視界(世界)について考え直すきっかけになりそうですね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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