1973年に公開され、オカルト映画の最高傑作として現在も広く知られている映画「エクソシスト」。
今回は「エクソシスト」が実話なのか、またモデルとなった事故や逸話が存在するのかなどを紹介します。
映画エクソシストについて
1971年、ウィリアム・ピーター・ブラッティの小説「エクソシスト」をベースにして撮影された映画「エクソシスト」。
脚本はウィリアム・ピーター・ブラッティが手掛け、ウィリアム・フリードキン監督とタッグを組むことで、1973年公開ととも爆発的ヒットとなりました。
舞台はアメリカ・ワシントン州のジョージタウン。
シングルマザーで人気女優のクリスは映画撮影のため、ジョージタウンに一軒家を借りて暮らしています。
家では謎の物音が聞こえることがありましたが、ネズミがいるのかと思う程度でした。
娘のリーガンの12歳の誕生日パーティーの日に、異変が起きます。
リーガンが突然ゲストに不吉な言葉をかけ、失禁したのです。
慌てたクリスはリーガンを寝かしつけますが、ベッドが有り得ない揺れ方をするのを目撃、すぐにリーガンを病院へ連れて行くこととなりました。
さまざまな検査を受けても悪化する一方のリーガン。
医者の1人に悪魔祓いを勧められ、クリスは神父の元を尋ねます。
やってきたカラス神父は当初乗り気ではなかったものの、悪魔の存在を感じ、教会に悪魔祓いの申請をしました。
悪魔祓いの経験者であるメリン神父とともに、悪魔と対峙するカラス神父。
幼いリーガンを救うため、2人の神父は命懸けで悪魔祓いに臨みます。
階段を血を吐きながらブリッジで降りてくるスパイダーウォーク、1秒にも満たないくらい素早く画面に映し出されて消える恐ろしい悪魔の顔、180°回転する首…。
数々の名シーンを生み出した「エクソシスト」はホラー映画の決定版となり、これに匹敵する作品は未だかつて存在しません。
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エクソシストの映画は実話?
「エクソシスト」の怖さとして挙げられるのは、リアリティ。
悪魔の存在に懐疑的であるクリスがリーガンのためカラス神父に悪魔祓いを頼み、更に悪魔など存在しないと言い切る精神科医でもあるカラス神父が調査の結果メリン神父に協力を求めるなど、徐々に悪
魔の存在を認めざるを得ない状況へと進んでいくストーリーからも、そのリアリティが感じられます。
これは監督であるウィリアム・フリードキンが求めたものでした。
ウィリアム・フリードキンは、リアリティを追求するためドキュメンタリー風の演出の他に、空砲を打ち驚いたその表情を撮ったり、女優に苦痛を与えて本物の痛そうな顔も撮ったりもしました。
また演技経験のない本物の神父に平手打ちをして、怯えた表情を撮影するなど、まさに「悪魔的な」演出を施したのです。
ウィリアム・フリードキンはその45年後、本物の悪魔祓いに密着取材した、エクソシストのドキュメンタリーを公開しました。
映画はモデルとなった事故や逸話がある?
実際、原作の「エクソシスト」には話の元となる事件が存在しました。
1949年に起きた「メリーランド悪魔憑き事件」です。
1949年、13歳だったロビー(仮名)の身の回りで異変が起きます。
その異変とは物がひとりでに動くポルターガイスト現象や、ロビーの人格の急変でした。
多数の目撃者もいて、家族が教会に助けを求めます。
ロビーに対しての悪魔祓いは、約2か月間に30回もの回数に渡ったと言います。
悪魔祓いの後、ロビーには当時の記憶がありませんでした。
その後ロビーとロビーの家族は以前と同じ生活に戻れたそうです。
また「エクソシスト」は撮影中にセットが全焼したり、公開前後にスタッフやキャストが亡くなったりなどでも話題になりましたが、こちらはあまり信憑性のない逸話のようです。
まとめ
・「エクソシスト」は多くの名シーンを生み出した1973年のオカルト映画。
・リアリティのあるストーリー進行や演出は含まれるが、あくまでもフィクションである。
・原作「エクソシスト」には元となった事件があるが、その他の逸話にはあまり信憑性がない。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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