オカルト映画の決定版「エクソシスト」。
エクソシストに出てくる悪魔の名前はなんだったのか、悪魔の正体とは?
また悪魔祓いのセリフや言葉についてのご紹介です。
エクソシストの悪魔の名前
12歳の少女リーガンに取り憑いた悪魔。
聖母マリア像を冒涜し、まだ幼いリーガンに卑猥な言動や奇行とらせて、神を侮辱しました。
カラス神父が水道水を聖水と称して使い、リーガンが苦しんだことで偽物であると判断しかけたシーンがありました。
これは悪魔の演技でカラス神父をからかっただけであることからも、狡猾さや野蛮さをうかがい知ることができます。
この悪魔の名前は、映画冒頭でメリン神父が出会う古代遺跡から発掘された像の姿、またクライマックスでのシルエット姿から、熱風を吹き付ける風と疫病の悪霊・魔神のパズズであるとされています。
エクソシストの悪魔の正体
パズズは古代メソポタミアにおいて、風にまつわる悪魔・悪霊・魔神としてシュメール神話やアッカド神話で恐れられ、崇拝の対象として信仰されてきました。
ライオンの頭と腕をもち、ワシの足や羽根をもち、サソリの尾と人間の胴体、そして蛇のように不気味な男根をもつ禍々しい姿が描かれています。
また背面に「我パズズ、ハンビの息子、猛威を振るい荒々しく山から出てくる大気の悪霊の王者である」と刻まれた像がルーブル美術館に所蔵されていることから、意外と名の知られた悪魔であるとも言えます。
ですが、実際には映画「エクソシスト」で描かれている悪魔はベルゼブブであるという説もあります。
ベルゼブブであるという根拠としてあげられるのが、リーガンに取り憑いた際に起こした悪行の数々。
1565年に実際に起きた女性に取り憑いた悪魔の悪行は、まさにそのものと言えるでしょう。
フランス・ランの都市に、ニコールと言う女性が悪魔に取り憑かれたと教会に相談を持ちかけます。
この時悪魔は自身がベルゼブブであると名乗ったようです。
悪魔祓いが行われましたが、人の秘密を暴いたり、様々な言語で話したり、ニコールの身体を宙に浮かせたりと、悪魔はニコールを操り、神父たちを脅かしました。
この事件は「ランの奇跡」として記録されていますが、リーガンを操り、カラス神父やメリン神父を侮辱し続けた悪魔と重なります。
このことから名前はパズズであるものの、実態はベルゼブブを描いたものであると言えるようです。
悪魔祓いのセリフと言葉
「神の力が、汝を追う」。
悪魔祓いの際、2人の神父はリーガンの身体を宙に浮かせた悪魔に叫び続けました。
部屋中のものを飛び散らせて威嚇し、神父たちをののしり続ける悪魔・パズズと、決して耳を貸さずに戦い続けるものの、心臓が弱り息も絶え絶えのメリン神父。
2人は一度休憩を挟むことに。
想像を絶する悪魔との戦いに心をすり減らすカラス神父でしたが、リーガンを救うため再び立ち上がりました。
ところが、リーガンの部屋に戻ったカラス神父の目に飛び込んできたのは、還らぬ人となったメリン神父。
なおもメリン神父を侮辱する悪魔にカラス神父は激怒し、リーガンの身体を激しく叩きながら、「俺の体内に入ってみろ!」と悪魔を挑発します。
悪魔はカラス神父に取り憑き、身体を乗っ取りリーガンを攻撃しようとしましたが、ぎりぎりのところでカラス神父は悪魔を抑え込み、悪魔ごと窓から身を投げました。
まとめ
・映画「エクソシスト」に出てくる悪魔の名前は、パズズ。
・パズズという名前で出てくるが、実態はベルゼブブを描いているとされる。
・「神の力が、汝を追う」という言葉で悪魔祓いが行われるが、最終的にカラス神父の「俺の体内に入ってみろ」という挑発によって悪魔はリーガンから去ることになる。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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