エヴァンゲリオンシリーズで絶大な人気を誇るヒロインの1人であるアスカ。
強気で活発な性格なのにツンデレ、さらにキャラにマッチした声質も相まって射止められたファンの方々も多くいるのではないでしょうか。
今回はアスカはケンスケが好きなのか、ケンケン呼びなのは恋人だからなのかについて深堀します^^
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エヴァンゲリオン:アスカはケンスケが好き?
『シンエヴァ』でのトウジやケンスケみたいな人が周りにいたらええんかな?
#おひるーな pic.twitter.com/dKU2oNcu7h— ベ・ホイミ (@olgamaster) August 18, 2021
結論から言うと、恋愛的な意味で好きなのではないかと考えられます。
理由はいくつかあり、まず1つ目はアスカがケンスケに裸を見られても羞恥していないからです。
一般的にはただの同居人に裸を見られることはいくら旧友の仲でも羞恥心があるのが普通だと思います。
しかしアスカはケンスケに裸を見られても恥ずかしがっていませんし、ケンスケも動じることなくタオルを渡しており、そのようなことが当たり前であるのは恋愛関係にあるからではないでしょうか。
2つ目が第三村でケンスケがビデオカメラでアスカを撮っている時、アスカが照れているからです。
新劇場版でも、アスカは基本的に勝気な性格であるのが描写されています。
そんな勝気なキャラクターであるアスカが、ただの同居人に記録のために撮影されたからという理由で照れるとは考えにくいです。
なので、ケンスケに対して特別な感情を抱いており、特別な人が撮ってくれたから照れたと考えるのが妥当でしょう。
そして最後に、シンジがアスカを救済する海辺の会話のシーンで、シンジがアスカに「ケンスケによろしく」と言ってその場を去りました。
このやり取りから、シンジ(劇中のキャラクター)から見ても、アスカがケンスケに恋愛対象としての好意を抱いているのだとわかります。
ただ、アスカがケンスケをなぜ好きになったのかという理由まではわかりません。
新劇場版は作品の途中でいきなり14年後の世界からストーリーが始まるので、その14年間でアスカがケンスケにどのようにして好意を抱いたのかが描かれていないからです。
シン・エヴァ劇場版でアスカとケンスケが同棲している
シン・エヴァではアスカとケンスケが同棲していました。
それも劇中での描写を見るに、長期間に渡って同棲していることがほのめかされています。
実際、ケンスケの家でのアスカの立ち居振る舞いを見ればそれがわかります。
アスカはケンスケの家の中で自分が過ごす定位置のような場所が決まっていましたし、長年当たり前のようにそこで生活しているからこその態度を取っていました。
そしてこれはただの同居ではなく同棲だったと言えます。
レイがシンジを探して、シンジが居候しているケンスケの家を訪れた際に、アスカに対して「あなたはこの村にいて仕事をしないの?」と訊くと、アスカは「アンタばかぁ?ここは私がいるところじゃない。守るところよ。」と返答しています。
これが何を意味するかというと、もちろんアスカはエヴァパイロットであることに存在価値を感じているので、そういった意味合いも込みではあるかもしれませんが、やはり恋愛感情がありケンスケが特別な存在だからこそ「(ケンスケのいる場所を)守る」という言葉が出てきたのだと思います。
なぜ一緒に暮らすことになったのか
彼らがなぜ一緒に暮らすことになったのかという明確な動機は不明です。
本編では一緒に暮らすことになった背景が彼ら自身の口から直接的に語られていません。
新劇場版は作品の途中からいきなり14年後の世界から物語が始まるので、その14年間で彼らが同棲するに至った過程がわからないからです。
ただ、おそらく描かれなかった14年間でケンスケとアスカの距離が縮まり、彼女にとってケンスケが心の支えになった存在であり、恋愛関係にある可能性が高いから同棲するに至ったのだと思います。
サード・インパクトが起こり、世界情勢が一変してヴィレのメンバー含めて人々は生きていくのが今まで以上に精いっぱいの状況になってしまい、生活基盤を一から作り上げなければならず苦しかったと思います。
さらに人々を守るために、アスカとマリの2人のエヴァパイロットでネルフと交戦しなければならなかったので、心が疲弊していったことは想像できます。
そうした状況の中で精神的に支えてくれたのが、第三村で人々の生活のために貢献に尽くしているケンスケ(=中身が成熟している)だったのではないでしょうか。
アスカもシンジに「私が先に大人になっちゃった」と言っており、14年間で精神的に成熟したことがうかがえるので、アスカ自身が精神的に成長する過程で、その人柄に惹かれていったとすると、一緒になってもおかしくはないと思います。
恋人だから「ケンケン」呼びなのか?
シン・エヴァでアスカがケンスケのことを「ケンケン」と呼んでいました。
これまで作中ではケンスケのことをそのような呼び方をしてこなかったので、当たり前のようにケンケンと呼んでいることに驚いた方も多いのではないでしょうか。
私もその一人です笑
さて、アスカがケンスケを「ケンケン」呼びしていた理由ですが、やはり恋愛関係にあったからこその呼び方である可能性が高いのではないかと思います。
もちろん一般的には、恋愛関係でなくても親しい間柄であれば男女問わずお互いにあだ名や名前を崩して呼び合うことは大いにあります。
しかし、劇中でアスカが親しい人のことをあだ名や崩して呼んでいるかと言われるとそうではないです。
かつ、物語の後半で過去にシンジに好意を抱いていたことを告白しますが、アスカはそのシンジのことを「バカシンジ」と呼んでいました。
ですので、アスカが相手の名前を崩して呼ぶのは相手に特別な感情を抱いているからと考えられるのではないでしょうか。
普段そのように相手の名前を崩した呼び方をしないからこそ、アスカにとってケンスケがただの親しい間柄以上の関係であるのを示唆しているように感じます。
ケンケンショックで脳破戒された人多数?
エヴァはTVアニメ、旧劇場版などシリーズを通してアスカがシンジのことを好きなのは明らかです。
シンジもアスカが好きなのは明らかでした。
その他メディアミックス作品(ゲーム、ラジオCDなど)で、シンジとアスカの親密な様子が描かれています。
つまり、作品発表から25年、公式がアスカとシンジの関係性を意図していたと言い換えることができるのではないでしょうか。
ところが、25年越しに提示された公式からのアンサー、それはアスカがシンジを選ばなかったということです。
25年間見てきたアスカ派のファンは、それは衝撃だったのではないでしょうか。
ネットでも受け入れられない人が続出するなど、大いに湧いていました。
私はリアルタイムではエヴァを視聴していなかったのと、作品を観始めたのが思春期を超えてからなので、
キャラクターに対して思い入れがあっても一歩引いた視点で見てしまっていたので、そこの区別はできました。
これは思春期にリアルタイムから観てて年数重ねてきてたら、ショックが大きくて耐えられなかったかもしれないです。
見方によっては家族にも見える
一方で、見方によっては家族的な繋がりとも解釈できると思います。
まず前提として、シン・エヴァのアスカは「惣流・アスカ・ラングレー」ではなく「式波・アスカ・ラングレー」という名前で、これまでのTV版や旧劇場版で見てきたアスカとは別人です。
そのため、惣流・アスカとは出生や過ごしてきた人生の背景も異なります。
式波・アスカはレイ同様クローンであるという設定です。
小さい頃から親もいなくて一人で暮らしているようでした。
作中では一人でよくゲームして他人と壁を作っている描写があったり、壁を作る一方で親からの愛情や人の温かさを欲していることがうかがえます。
シン・エヴァ終盤の式波・アスカを救済する時、小さい頃に一人で寂しい思いをしている時に、ゲンドウとユイに抱かれている幼少期のシンジを見かけていっそう寂しさがこみ上げてきて自分も認めてほしいと思っている場面がありました。
寂しく泣いているアスカの前に現れた着ぐるみの人形が頭を外すと、中にいたのはケンスケで、「アスカはアスカだ」と言ってありのままのアスカを認めて受け入れます。
要は、式波・アスカが埋められなかった親や他人からの愛情という人としての愛情を与えてくれて、ありのままの彼女を認めてくれたのがケンスケだったと言えるでしょう。
このシーンからは恋愛的な意味合いは特に感じられず、上記の理由から人としての心の拠り所のニュアンスを強く感じたので、このシーンを観てからは彼らの関係は家族的な繋がりだったと解釈することができます。
まとめ
・アスカはケンスケに恋愛感情を抱いている可能性が高く、ゆえにケンケン呼びをしていた
・物語がいっきに14年後に飛ぶため、同棲に至った理由は不明だが、14年間でアスカが精神的に成長したためケンスケに惹かれたと思われる
・アスカ救済時の回想から、ケンスケが人としての愛情を与えたと捉えることもできるので家族的な繋がりとも考えられる
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