カイジという作品を通して、世間一般の方々が思い浮かべる印象的な敵といえば利根川でしょうか。
やはりスピンオフ作品、実写映画が注目されたこともあり、それらを含めると存在感が際立ちますよね。
しかしカイジには様々な敵が立ちはだかり、彼らには人間の欲やずる賢さが投影されています。
その中でも、今回は大槻班長について執筆したいと思います。
大槻班長がカイジに負けたその後と、ペリカを貯畜した理由についても掘り下げていきたいと思います^^
大槻班長とは
大槻は、地下王国という労働場のE班の班長です。
カイジは地下王国でこのE班に所属していました。
王国ではカイジの上司にあたる存在といったところでしょうか。
王国内では、おつまみ・お酒・スナック菓子・タバコなどの嗜好品の販売と賭博であるチンチロリンの地下オリジナル版に携わっています。
性格は性悪です。
言葉巧みに地下王国の囚人達を誘導して、嗜好品を買わせることで囚人達からお金(地下通貨:ペリカ)を巻き上げたり、地下チンチロリンでは自分の配下と結託してイカサマを行いペリカを荒稼ぎしていました。
ちなみにそうして稼いだ額はなんと1800万ペリカです!
大槻の卓越した人心掌握術やお金への執着の強さがうかがえますね。
またカイジに登場する敵キャラクターは、耳が痛くなるような普遍的心理を述べて読者に現実を突きつけます。
大槻も作中で名言を残しています。
“(カイジが散財して嗜好品を食べているのを見て)食べ終わったら…奴はとりあえず満足して…こう考えるだろう…明日からがんばろう…明日から節制だ…と…!が…その考えがまるでダメ…
「明日からがんばろう」という発想からは…どんな芽も吹きはしない…!
そのことに20歳を越えてまだ…わからんのか…!?
明日からがんばるんじゃない…今日…今日だけがんばるんだっ…
今日をがんばった者…今日もがんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!”
カイジに負けた後のその後は?
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上述したように、大槻は地下チンチロリンに携わっています。
そのため賽の目が4、5、6しかないジゴロ賽を用いたり、班長の権力を使ってルールを改訂するなどをイカサマを行い、囚人達からペリカを荒稼ぎしていました。
ところがカイジとの対戦では、カイジにジゴロ賽を気付かれ、イカサマを暴かれました。
さらに小田切と黒崎の働きによって逃げることもできず、自身が改訂したルールを利用されて、1800万ペリカの大敗を喫しました。
ではこの大敗の後、大槻はどうなったのでしょうか?
結論から述べると、その後というのは基本的に描かれていません。
ただ、班長の地位を失ったようです。
そして班長の地位を失った後、カイジが沼で戦っている際に、「失敗しろ」と怨念むき出しで言い放ったことは明らかになっているようです。
イカサマを暴かれ、権力と金銭を失ったのですから自尊心はズタボロでしょうし、周りからも白い目で見られて肩身の狭いはず。
考えただけで気が滅入ってしましますよね。
カイジシリーズは大槻も含め、敵キャラクターたちの詳細なその後が気になりますし、明らかになってほしいですね!
ペリカを貯めていたのは借金返済のため?
大槻は言葉巧みに囚人達に嗜好品を買わせたり、地下チンチロリンでペリカ荒稼ぎし、1800万ペリカ(180万円だそうです)を貯めました。
では一体その大金をどうするつもりだったのでしょうか?
借金の返済に充てたかったのでしょうか?
調べてみたところ、地下王国に来る囚人達というのは、1800万ペリカ貯めたほどでは返せないほど借金を背負っているそうです。
さらに作中ではその使い道を匂わせる発言をしています。
“目標の2千万が遠ざかってしまった…!2千万になったら本格的に贅沢…外出して…温泉や…避暑地…ビール…ハワイ…いろいろいろいろ…!しようと思っていたのに…!”
おそらくこの発言から、ペリカを貯めていたのは豪遊することが目的だったからだと思われます。
ペリカには、オプションとして地下から出れる外出券がついていました。
なので、借金返済のために貯めていたのではないと思います。
まとめ
・大槻は地下王国のE班の班長で、王国内で嗜好品の販売と地下チンチロリン(イカサマ賭博)でペリカ(王国内の通貨)を荒稼ぎしていた
・その後は班長の地位を失い、沼で戦うカイジの姿を見て恨みを述べていたことが判明
・ペリカを貯めていたのは、借金返済ではなく、豪遊のためと思われる
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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