シーザーツェペリの矛盾について解説!後付設定のミスなのか謝罪文についても

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ジョジョの奇妙な冒険に登場するシーザーツェペリ。

ジョセフジョースターのライバル的な存在で登場した波紋使いです。

しかし、このシーザーツェペリには物語の設定との矛盾点が・・・

さらにジョジョの奇妙な冒険は設定がガバガバだということも話題になっています。

そこで今回はこんなジョジョのシーザーツェペリの矛盾や設定ががガバガバであることについて深掘りしていきたいと思います。

シーザーツェペリの矛盾

シーザーツェペリの作中の矛盾点はツェペリ男爵の孫だということ。

 

そもそも、ツェペリ男爵はジョセフ・ジョースターの祖父であるジョナサン・ジョースターの世代のキャラクター。

週刊少年ジャンプで掲載時はツェペリ男爵は死に際に「私には妻も子もいない」というセリフを残していました。

 

「私には妻も子もいない」という言葉が最後の言葉ということなので、子供を残すことは絶体にできません。

しかし、シーザーツェペリには父親のマリオという人物も存在していて、このマリオはツェペリ男爵の息子です。

 

さらにマリオもツェペリ男爵と同様に石仮面の謎の迫っていた人物なのです。

ツェペリ男爵が登場したときには子供の影すらなかったのですが、シーザーツェペリが孫として登場したことで大きな矛盾となりました。

 

ツェペリ男爵に孫がいたのは後付設定のミス?

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ツェペリ男爵に孫のシーザーツェペリが登場したことは後付設定の大きなミスでしょう。

 

ジョセフ・ジョースターのコンビ役として登場したシーザーツェペリは生まれついての波紋使い。

波紋はそもそも特殊な呼吸法と訓練をつむことで習得できる秘術。

 

シーザーツェペリが波紋の素質を持ったキャラクターにするために、ツェペリ男爵に孫という設定にしたのだと考えられます。

 

しかしツェペリ男爵の死に際のセリフでは「妻も子供もいない」というものでした。

生まれもっての波紋使いを登場させたことが後付の設定ミスになってしまっていたのです。

 

少年ジャンプ掲載時のツェペリ男爵の「結婚もしなかったし家族ももたなかった」というセリフは

単行本化の際に「若い頃結婚していた」というセリフに変更されていました。

荒木飛呂彦先生の謝罪文

シーザーツェペリの登場で、ツェペリ男爵のセリフに矛盾が発生したことで抗議の手紙や電話があったそうです。

 

そのことから荒木飛呂彦先生はコミックの4巻のあとがきで謝罪文を書いいていたのです。

シーザーツェペリとツェペリ男爵が血縁関係である後付設定ミスはコミック4巻のあとがきできちんと謝罪されていました。

ジョジョの奇妙な冒険、4巻のあとがき。

『ジョジョ』のご愛読、ありがとうございます。
なぜ、突然、作者のぼくが、この4巻のあとがきを書くのか?
それは、現在、本誌(週刊少年ジャンプ)に連載中の『ジョジョ』に
シーザーというツェペリさんの孫が出てくるのですが、そのシーザーの存在について、
大変重大なミスが、この第4巻に収録されている中に、あったためです。
そのことについての抗議の手紙や電話をたくさんいただきました。
「ふざけるんじゃねえ!」とか「いいかげんな話をかくな!」とか
「おとなはウソつきだ!」とかの、少年少女の絶望と怒りと悲しみの声でした。
(おっと…ミスに気付かなかった読者のみなさん!「へぇ~、そーなの、どこかな?」とかいって、わざわざ探したりしないでください)
そこで、その箇所を訂正して、ここでおわびするために、このあとがきを書いたのです。
『ジョジョ』は、壮大な構成と緻密な計算のもとにつくられている作品ですが、長くかきつづけると、そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。
「おとなはウソつきだ」と思った少年少女のみなさん、どうもすみませんでした。
おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……。
それでは、これからも『ジョジョ』の応援、よろしくね。

 

荒木飛呂彦先生らしい、なんとも可愛らしい謝罪文ですね。

この謝罪文については通常版コミックのみで、文庫版コミックには掲載されていません。

意外とジョジョの設定はガバガバ説

ジョジョの奇妙な冒険の設定はシーザーツェペリの矛盾点以外にも意外とガバガバなところがあります。

 

近距離タイプのスタープラチナが牢屋の外の漫画やラジカセを取ってくる・・・

2部で使われていた紫外線照射装置を3部で使わなかったスピードワゴン財団・・・

ザ・ハンドの削り取る能力は切断面がくっつくはずなのに、地面を削り取ってもくっついていない・・・

ジョルノの生み出した生物は攻撃を反射する能力、この能力自体が絶対防御のチート能力・・・

スタンドはシンプルなものほど強いという設定も、ラスボスの「時をどうにかする能力」には敵いません・・・

花京院が鏡の世界は無いと断言しているのに、5部では鏡の世界に存在するスタンドが登場・・・・

 

数え上げてもキリがないのでこの辺で終えたいと思いますが、このガバガバな所もジョジョの見どころでしょう。

矛盾点や設定ミスもジョジョという漫画の魅力としてとらえるのが、ジョジョの楽しみ方なのかもしれません。

まとめ

・シーザーツェペリの矛盾点は死に際に「私には妻も子もいない」という言葉を残したツェペリ男爵の孫だということ。

・シーザーツェペリを生まれもっての波紋使いとして登場させたことが後付の設定ミスになってしまった。

・シーザーツェペリの矛盾点について、荒木飛呂彦先生はコミックの4巻のあとがきで謝罪文を掲載している。

・ジョジョの設定はガバガバなところが多く、数え上げてもキリがない。

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