『北斗の拳』において第1話と最終話ともに登場するキャラクターは3人。
主人公のケンシロウ、ヒロインのリン、そしてもう一人がこの記事で紹介するバットです。
そして、バットといえば作中大きく変わるキャラでもあり、「あのお調子者がよくもまあこんな立派になって」と、ため息交じりによくたたえられます。
しかも、いつの間にか“北斗神拳?”を使うシーンまで出てきます。
今回は北斗の拳のキャラクター・バットについて深掘りしていきましょう。
バットとは
北斗の拳バットのドレスアップメモ
頭:パーマ、キャラメル
顔:地中ゴーグル
上:カンフージャケット、他コート等
下:木の葉のズボン
腕:見た目ぬの系ならOK
靴:木の葉のブーツレン28以上、武28以上より。 pic.twitter.com/eIG0OKmljZ
— おーが@ドワモエ!怒輪亞怖総長 (@ogre_dq10) 2013年3月6日
『北斗の拳』初期においては口ばかり達者なお調子者の少年です。
シリアスなキャラクターばかりの主人公サイドにあってバットのキャラクターは貴重です。
もともとコソ泥として牢屋につながれていたところをケンシロウ、リンと運命的な出会いを果たしました。
その後は「食いっぱぐれない」という理由でケンシロウに勝手に随行。
基本的に『北斗の拳』の主要キャラクターは体なり心なりが極端に強いか、極端にゆがんだ人間があまりに多いです。
そんな中にあってとても人間的な言動の少年バットのキャラクターには生々しさが漂います。
例1)「これから生きのびていくには水と食料だ!
力のあるやつがこれを奪い・・
そして生きていく・・!
暴力が支配するんだ!!」
例2)「ヘン!こんな時代になにを甘いこといいやがる!
おめぇよく今日まで生きてこれたなぁ?!」
例3)「おっとぉ!
そういう話は まずマネージャーのおれを通してもらわなくっちゃ!!」
それでいて人々が打ちひしがれている時には得意のハーモニカを吹いて皆を和ませます。
こんな調子のバットですが、ケンシロウに付いて人々の死闘を目の当たりにし、段々と成長してゆきます。
バットは北斗神拳を使えるのか
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作中終盤になると、バットが北斗神拳のようなものを使用するシーンが散見されるようになります。
まず、リンがカイオウに秘孔を突かれ、強制的にバットに恋慕の情を持つよう洗脳されます。
しかし、バットはそんなリンに不憫を覚え、洗脳を説く秘孔を押します。
さらに、岩山両斬波、北斗百裂拳など、確かに「北斗神拳?」と思わせる技を少しずつ披露するようになります。
しかしよく考えれば、おさないころからケンシロウやトキ、ラオウなどの死闘をだれよりも間近でつぶさに見てきたのがバットだということを忘れてはなりません。
北斗神拳史上最強世代と言われたケンシロウたちの技に比べればさすがに足元にもおよばないかもしれません。
しかし、一定の水準に達していることは間違いありません。
少なくとも、ケンシロウに「秘孔を突いた」と豪語し、逆に「何秒後だ?」と問われ、「そうだな、あと10秒ってとこかな?」で、「10、9、8、……」自分が爆発したジャギの名もなき部下などより相当なものです。
最後、バットはケンシロウに恨みを抱くボルゲに対し、ケンシロウに成りすまして挑んでゆきます。
とはいえ実力差は歴然。
ボルゲに一方的に押される展開となり、ついには私刑同然となり果てます。
それでもバットは悲鳴一つ漏らすことなく耐え続け、助けに来たケンシロウの覚醒を呼び覚ましました。
こうして、ボルゲは倒れ、バットも深手に力尽くかに見えます。
しかし、ケンシロウの秘孔により息を吹き返し、ひそかに恋い焦がれていたリンと結ばれ、最終話を終えることになりました。
「人間はギャップに弱い」と言われますが、バットは作中まさに適任です。
大人になって変わりすぎたという声も
こんな時代だ。
生きてたって死んだってどっちみち
同じだ。おれたちはいずれ死ぬ。
だったら、自分の好きなやつのために
世の中をかえてやる。おれにだって好きな女がいる。
そいつのためなら、いつでも死ねる。– 北斗の拳(バット) –
ふるえます✨😊✨ pic.twitter.com/Y9lr8XYBhP
— 菊地 剛 (@Tsuyoshi_K01) 2018年2月23日
ケンシロウとラオウとの死闘が終わり、数年の時を経た天帝編の始まるところで最も衝撃を与えたのがケンシロウでもユリアでもありません。
バットでした。
あれだけ小柄でこましゃくれた男の子が、すらっとした長身で、妙にりりしい青年の姿になり変わっております。
いや、見た目だけではありません。
『北斗の軍』首領格として人々を束ね、愛と勇気と知恵で乱世にはびこる悪党たちを翻弄・蹴散らしております。
そして、賞金稼ぎアインとはなかなかいいコンビを組んで大暴れすることもあります。
修羅の国編終盤ではリンとともに『北斗の軍』を率いて修羅の国に乗り込み、修羅の残党たちをたちまち掃討して行きましたからね。
登場当初から考えると、キャラクターとしても大きく変わっているので「変わりすぎ…」と言われるんでしょうね。
まとめ
・バットは初話から登場。どこまでも現実的で小悪党なキャラクターはとても説得力があった
・バットは天帝編初めの登場で読者にケンシロウ以上の衝撃を与えた
・バットはいつ知れず北斗神拳の片鱗を垣間見せた
詳細についてはこちら
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・北斗の拳でケンシロウはその後どうなる?最終回の意味について考察
・トキが病気じゃなかったら最強だった?死の病に掛かった理由についても
・ユリアは南斗聖拳の何の流派?最後の将としての強さについても
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