あやしげなヘルメットをかぶり「オレの名を言って見ろ」と決めゼリフを吐くジャギというキャラクターが北斗の拳にいます。
「狼・羊・豚のキャラ・トライアングル設定がおもしろいストーリーの決め手だ」というのが作者原哲夫氏の作家哲学です。
その点、彼は卑怯・残酷・暴虐の3拍子見事にそろい、北斗四兄弟の中で豚キャラを一手に引き受ける感があります。
そんなジャギの素顔の傷の理由と死に様について紹介していきます。
ジャギの過去について
あんこちゃんが「あたしの名前なーんだ?」っていう度にジャギ様の顔が浮かぶ。 pic.twitter.com/0KlPfL7Siv
— にんげん💛🐰 (@ukulele_ningen) October 17, 2020
物語の途中からほぼ忘れさられるのですが、ジャギは北斗四兄弟の三兄です。
幼いころから師匠リュウケンに引き取られ、ラオウ・トキ・ケンシロウというものすごい猛者たちと肩を並べて厳しい修行にはげんでおりました。
しかし、北斗神拳は一子相伝です。
正統伝承者以外はその拳を封じられてひっそりと残りの余生を生きなければなりません。
そして、師リュウケンは「実力・器量ふさわしい」として、末弟のケンシロウを推しております。
ジャギはそれを認められません。
「弟のケンシロウにだけは負けるわけがない」
という信念、というより哀れなほどの頑迷さ。
兄貴二人があまりに強すぎるので、いろいろとゆがんでしまった人格過程がしのばれます。
そんなある時、ジャギは師リュウケンの前でケンシロウと決闘することになります。
そして、ジャギの豚さ加減がまずここで発揮されます。
密かに仕込んだ含み針を吐いてケンシロウを目つぶし。
このまま勢いに乗りジャギが圧倒したかに見えました。
ところが、師リュウケンは澄ました顔でジャギに「おろかものめ」と言い放ちます。
「自分の胸をよく見るがいい」とも。
すると、ジャギは自分の身体中に記された秘孔の場所に寸分たがわず拳が撃ち込まれていることを覚ります。
完敗、であったはず、なのですが、ジャギは高笑いとともに
「お前がオレに勝つことなど絶対にありえん」と捨てゼリフさえ残して去っていきます。
ジャギの素顔の傷の理由
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ジャギと言えば、例のヘルメット内側の素顔の醜さで知られております。
鉄のバルブのようなものをたくさん埋め込んで、どうにか顔の原型をとどめている、という風情です。
ジャギってこんな顔してるんだね。知らなかったわ。あと、ザコ的な扱いだからか、ジャギのルートめっちゃ短かったwwwジャギ倒したから、次は誰だ?アミバか? pic.twitter.com/FusMeSVs9n
— はるか@53中毒依存性120% (@rarikkma2020) March 12, 2021
次は、なぜあのような顔になってしまったのか、という豚伝説を紹介してまいりましょう。
ジャギにとってあの負けはよほど屈辱だったのでしょう。
ラオウ、トキ二人に「伝承者がケンシロウでいいのか」とけしかけにいきます。
しかし、兄二人にはまったく相手にされません。
そこで、ジャギは一人でケンシロウに「伝承者を辞退してこい」と詰め寄ります。
さらにショットガンでなぐり続けますが、ケンシロウはついにぶちぎれます。
ジャギはあっさり秘孔を付かれ、顔はブクブクに膨れ上がり、この時の後遺症で顔のほとんどが醜くゆがんでしまいました。
ジャギは後にケンシロウと相対峙し、ヘルメットを取ってこう言い放ちます。
「この傷が痛むたびに、貴様への憎悪をつのらせて生きてきたのだ」
ジャギの死に様がかわいそう
さて、ジャギはこんなことであきらめる男ではありません。
ジャギ豚伝説、列挙します。
- シンをたぶらかして、ケンシロウとやりあうように仕向けた
- 自分で胸に7つの傷をつけ、そこらじゅうで悪行三昧をしては全部ケンシロウに罪をなすりつけた
- 子どもにケンシロウをねらうよう秘孔を押した
細かいところを上げると、まだまだ出てくるでしょう。
ただ、北斗四兄弟の中である意味もっとも人間らしいキャラクターなのですが。
かようにどこまでも卑劣にケンシロウを追い詰めようとするジャギですが、いざケンシロウと対峙するとまったく相手になりません。
まず、手始めに
「今のオレは昔のオレではないぞ」と北斗神拳で挑みます。
ケンシロウは軽くいなします。
今度は、いつものように含み針やショットガンで挑みかかります。
けれども、やはり何の効果もありません。
さらに、屋上におびき出し、油を撒いて火を点け、ケンシロウを焼き殺そうとします。
しかし、ケンシロウは怒りで拳をたたきつけ、屋上ごと破壊するという超荒技で難を逃れてしまいます。
そこでジャギが次に取った行動がなんと、どこで学んだか、シンの南斗聖拳でケンシロウに挑みかかります。
ところがこれも
「貴様の南斗聖拳などシンの足元にもおよばん」
と、つかみとられ、とうとうケンシロウの拳が容赦なくたたきこまれてゆきます。
まず、一撃目が「シンの分」。
2撃目が「(ジャギの画策の巻き添えになった)ユリアの分」。
この時、ジャギはたまたま側にあった棒状の鉄をつかみますが、たちまち全身に激痛が走ります。
ジャギは「まさか」、いやそのまさかでした。
ケンシロウいわく、「今お前の体はむき出しの神経で包まれている」
作中お決まりですが、ケンシロウは秘孔をすでに押しておりました。
そして、「3つめはあの(秘孔を押された)幼い兄弟の分だ」と落ちていたボーガンの矢を胸に刺されてうめき狂い、「最後にすべてを失ったこの俺の怒りだ!オワタッ」でヘルメットごと顔面を叩き割られます。
こうして彼は、
「貴様にはまだ二人の兄がいることを忘れたかぁっ!貴様の地獄が目に見えるわ!!!」
とストーリーの展開に含みだけ残し、豚らしい高笑いとともに破裂し、終わりました。
まとめ
・ジャギは弟であるケンシロウより勝っていなくては気が済まなかった
・ジャギはケンシロウに秘孔を突かれたおかげで、顔面が醜く変形し、ヘルメットをかぶってごまかしていた
・ジャギはケンシロウに身体中を神経むき出しにされ、なぶりものにされた
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・北斗の拳でケンシロウはその後どうなる?最終回の意味について考察
・トキが病気じゃなかったら最強だった?死の病に掛かった理由についても
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