北斗の拳でケンシロウはその後どうなる?最終回の意味について考察

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『北斗の拳』は、カイオウを倒して終わり、ではありません。

物語にはなおも続きがあります。

そして、ついに訪れた真の最終回はあまりに壮大だった物語の終焉にそっとかすかな花を添えるようなおもむきすらあります。

そこから見える『北斗の拳』のテーマについて、主人公ケンシロウはどうなっていったのか、について考察を深めてまいりましょう。

北斗の拳の物語

『北斗の拳』といえば、圧倒的なバトルマンガとしてよく知られております。

しかし、彼らはただ単に力や技を求め、戦いに明け暮れていたわけではありません。

 

『北斗の拳』とは当時まだ日本に根深く残っていた一種の「男の美学」「理想像」への郷愁が形となったもの、といえます。

 

「男は黙ってその背中を見せる」

「自己犠牲もいとわない」

武士道とも相通じるものがあります。

 

そんな中にあって究極の人間目的が『愛』の一語に集約されております。

人は人がいなければ生きていけない生き物、とよく言います。

そして『愛』とは、そんな人と人を結びつける非常に特徴的な感情です。

 

『北斗の拳』の主要人物を振り返れば、そのほとんどが『愛』によって生き、『愛』によって死んでいることに気づきます。

そして、佳作として名高い最終回にはその神髄にあふれております。

『北斗の拳』最終回の内容

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カイオウ戦後ケンシロウは記憶をなくしさまよっております。

 

その後の混乱をリンやバットが“北斗の軍”を率い、なんとか収めようと躍起です。

「救世主として彼は何をやったんだ」という疑念すら幾分抱かずにおれません。

しかし、私たちが偶像化する救世主とは案外こういう人物が多いのもまた事実です。

 

ボルゲといういかにも『北拳』らしい小悪党が出てきてやりたい放題やっており、ケンシロウへの復讐を誓っております。

ボルゲはかつてケンシロウに目をつぶされておりました。

 

そこでバットは、自分がケンシロウ、といつわってボルゲの前に出て戦います。

しかし、あえなくも敗れ、なぶりものにされてしまいます。

 

バットはケンシロウをかばい、声も出さずただ耐えしのぎ続けるのみです。

そんな修羅場へケンシロウが登場。

ところが、記憶をなくしかつての力を出せません。

 

ボルゲにやられ放題となり、とうとう瀕死に。

そんな時、ついにたまりかねたバットがケンシロウの名を叫びます。

 

すると、ケンシロウは覚醒、たちまちボルゲを打倒。

しかし、時すでに遅し。バットはすでに虫の息となっております。

 

リンがケンシロウを愛していることを知るバットは、ケンシロウとリンに二人で幸せになるよう言い残し、ついに息絶えました。

ところが、リンは「バットの死とひきかえに幸せになれません」とケンシロウに伝えます。

 

そんな時ある異変が起こっておりました。

なんと、バットが息を吹き返したのです。

 

ケンシロウは秘孔を押し、バットを窮地からよみがえらせたのでした。

こうしてリンとバットは結ばれ、ケンシロウはまた荒野へと旅立ちます。

 

彼らに見られるのはいずれも他者への慈しみ、そして自己奉仕。

個人の感情よりは全体の筋道、という時代的な癖をほんのり漂わせますが、『北斗の拳』の終焉にまさにふさわしい物語であると言えるでしょう。

ケンシロウはその後どうなる?

この辺りは物語で語られていないので憶測によるしかありません。

 

まず、まだ荒れている乱世を片付けなければなりません。

ケンシロウがいくら頑張って平定しても、その後いなくなって必ず荒れてしまうという無限ループ。

 

ケンシロウのような個性は他にはできない圧倒的な革新を巻き起こしますが、大多数の真の安定をもたらすことは少ない。

ただの偶然の一致かもしれませんが、そんな人類社会のリアリティをどこか彷彿とさせます。

 

また、避けて通れないのがラオウの息子リュウのあつかいです。

リュウはケンシロウの認めた北斗神拳伝承者候補。

 

しかし、まだひよっこです。

ケンシロウは義務感のとても強い男なので、当然しかるべく教育を授けるはずです。

 

そして、それも無事かたづいた後、ケンシロウはどうなるでしょう。

ケンシロウは基本的にいつも一匹オオカミであることを好みます。

 

あるいはごく少数の仲間たちとともに。

そして、いつも風のようにさすらっております。

 

寡黙、理想主義、求道的。

本人の好みでありましょうし、そうせざるを得ないパーソナリティと言えます。

 

この辺りはまさに宿命。やはりまた流れ流れる可能性は高そうです。

 

あるいは、どこかに新たな仲間たちと出会い、なじんで生きるのでしょうか。

麦畑などでありふれた仲間たちと一緒に他愛なく、というのもありそうです。

 

そうやって来るべき乱時にまた備えるのかもしれません。

まとめ

・『北斗の拳』はバトルシーンが多いがテーマは「愛」

・『北斗の拳』の最終回も愛にあふれている

・ケンシロウのその後はまず乱世の平定、そして、リュウの教育か。さらにその後は流れ者をつづけるか、どこかの町や村でささやかな幸せを求めて生きるか、だろう

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