何者の映画が公開されて、若者を中心に話題になってますね。
一言で言えば就職活動を経験している人もこれから就職活動をする人も共感できると思います。
キャストが豪華で華やかなので予告からは明るい映画なのかと思いきや内容は割りとドロドロしています…。
今回は『何者』の原作小説のネタバレと映画との違い、結末について深掘りしていきます。
『何者』の原作小説
2016年10月15日から映画が公開されていますが、原作は第148回直木賞を受賞している2012年に発表された朝井リョウの小説です。
小説としても楽しめる作品ですが、実写映画だとより生々しくて人間関係の複雑さを強く感じることができます。
映画は原作に忠実に作られているので原作に負けるようなことはないですね。
よく映画だと内容が薄くなってしまいがちですが、忠実に小説の内容を表現するために必要な要素を完璧に抽出できています。
原作小説のネタバレ・映画のどんでん返し
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話のあらすじとしてはアパートの一室を就活対策本部として集まる4人の就活生の話です。
一見協力して就職活動を乗り切ろうと集まっていますが、実際にはお互い牽制しあっています。
現代をよく投影している最大のポイントはSNS(Twitter)です。
誰しもSNSを使っている人なら『わかる!』と思ってしまうのは、自分の心の闇の部分をSNSでさらけ出してしまうことですね。
きっとこういう事している人がいるんだろうな~と思う人もいれば、まさに自分のことだと感じる人もいると思います。
『何者』で最大の山場になるのが、光太郎(菅田将暉)に内定が出てからです。
原作小説の文庫版の裏表紙にも書かれているキャッチャーコピーでも『ラスト30ページ、物語があなたに襲いかかるー。』とあります。
原作を読んだ人はこのシーンがどう描かれるのかが気がかりだったと思います。
主人公の拓人(佐藤健)が光太郎の内定先を検索しているシーン。
その姿を理香に見られ、拓人がツイッターの裏アカウントを読んでいることを告げられます。
裏アカウントのつぶやきには『今年も、内定が出ない。理由がわからない。』
ここで拓人が就職浪人だったことがわかります。
その事件をきっかけに拓人は少しだけ変わり、面接に望むシーンで物語は終わります…。
その後どうなるかということは描かれないで終わるわけですが、非常にインパクトのある最後だと思います。
映画・小説の感想
『何者』のは登場人物はそれぞれの全く異なる個性を持っています。
恐らく作品を見ながらいずれかの人物に自分を投影しながら、または過去にこういう奴いたなと振り返りながらみると思います。
まさに自分のことだ!と思う人に関してはかなり響く内容だと言って間違いないですね。
特に佐藤健が演じていた拓人に自分は似ていると感じる人は特にリアルに感じたのではないでしょうか。
私の場合は就活こそしていましたが、隆良に近かったかもしれません。
必死こいて就活する人を冷ややかに見ていながら内心焦っている…。
そんな感じだったかもしれません。
個人的にはリアリティのある作品は大好きなのでかなり面白い作品だと思います。
まとめ
・何者の原作は小説で148回直木賞を受賞している朝井リョウの作品である
・最後のどんでん返しとは『拓人が就職浪人であったこと』
・登場人物の誰かに投影しながら共感をすることでリアリティを感じさせている
何者のアナザーストーリーについてはこちら!
何様(朝井リョウ)の小説ネタバレは?何者と話は繋がっている?
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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