ジョジョの奇妙な冒険第4部に登場する吉良吉廣。
「写真のおやじ」と呼ばれることから、そのキャラクターの本名を知っている人はあまり多くないかもしれません。
吉良吉影の父親である吉良吉廣ですが、殺人鬼の吉良吉影と同じようにかなりのクズ人間。
クズキャラクターの吉良吉廣は息子をサポートする役割ではゲゲゲの鬼太郎の目玉のおやじと同じポジションみたいですね。
今回はこんな吉良吉影のおやじの吉良吉廣についてまとめてみました。
吉良吉廣とは
【ジョジョ*】吉良吉廣の若い頃(作中の吉影と同年齢)はどんな人物だったのか? https://t.co/sc7SLc2OeA pic.twitter.com/ekQU0g95Cb
— 今起きている出来事 (@sekainozekkeib1) 2018年5月15日
ジョジョの奇妙な冒険第4部に登場する吉良吉廣、通称「写真のおやじ」です。
吉良吉影の父親ですが、ジョジョの奇妙な冒険第4部に登場したときはすでに死んでしまっています。
死因は癌で、息子の吉良吉影が21歳のときでした。
しかし、吉良吉影が殺害した杉本麗美と同じように、杜王町に幽霊の姿でこの世に残っていました。
吉良吉廣は空条承太郎と東方仗助が杜王町に住む殺人鬼の調査で吉良吉影の家に訪れたときに初めて姿を現します。
幽霊となってこの世に残った吉良吉廣もスタンド使いの1人です。
スタンドの名前はアトム・ハート・ファザー。
スタンドの名前の由来は、「ピンク・フロイド」のアルバム名Atom Heart Motherから付けられています。
スタンド能力は家に保管されて空いた弓と矢で身に着けたと思われます。
息子の吉良吉影のスタンド能力もこの弓と矢で身に着けたと、吉良吉廣が言っていました。
吉良吉廣のスタンド能力は自分が映っている写真の空間を操ることができることです。
吉良吉廣と一緒に映った人物の魂を写真の中に閉じ込めることができ、空条承太郎と東方仗助は一時的に写真の中の空間に閉じ込められてしまいます。
写真の中では吉良吉廣だけが動くことができ、写真の中で吉良吉廣が起こした行動が現実の世界で結果として再現されます。
写真の中にいる吉良吉廣には物理的な攻撃は不可能です。
しかし、吉良吉廣のスタンド能力にも弱点があります。
吉良吉廣だけを写真に写してしますことで、吉良吉廣のスタンド能力で作り出した写真空間から脱出することができるのです。
また、吉良吉廣自身は写真の中でしか存在できないので、吉良吉廣が映っている写真を封じ込めてしまえば吉良吉廣は何もできなくなってしまうんですね。
自分が映っている写真の中の空間を支配することができる能力ですが、現実世界のものも操っていあるシーンがいくつかありました。
写真の中から外の世界にものを投げ出したり、吉良吉廣自身が身を乗り出しているシーンもありましたね。
最初は鳥頼りだった移動もいつの間にか単独飛行始めたりしていました。
この吉良吉廣のスタンドも地味に成長しるようですね。
ジョジョの第4部で吉良吉影の存在が明かされてきたときは、吉良吉影のサポート役として戦闘にも加わっていました。
吉良吉影の手動点火型の空気爆弾を操るときには、東方仗助とともに戦っていた川尻早人のポケットに隠れ携帯電話で吉良吉影に指示を出していました。
しかし、最後にはその作戦が逆手に取られて吉良吉影の空気爆弾で爆破される最後になっています。
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吉良吉廣はクズ?
吉良吉廣は息子の吉良吉影を守るために色々な行動を起こします。
家に保管していたスタンド能力が覚醒する矢を使って、スタンド使いを発掘していきます。
スタンド能力者を発掘していることには、こんな理由が・・・
吉良吉廣自身、息子である吉良吉影が起こした殺人について認知してました。
吉良吉影の殺人については証拠がなく、公の警察などには知られていません。
しかし、吉良吉影に殺された杉本麗美の幽霊が助けを求めたことで空条承太郎達スタンド使いに杜王町の殺人鬼がいることが明らかとなるのです。
杜王町の平和を願う、空条承太郎と東方仗助たちは吉良吉影の探索を始めます。
そんなこともあり、息子の吉良吉影を守るために、吉良吉廣はスタンド使いに対抗するため同じスタンド使いを発掘するのです。
息子を守るためといえ、息子の吉良吉影の殺人については何もしないというのはかなりのクズですね。
「こ~ろ~す~ お前らを~ こ~ろ~す~・・!!」
吉良吉影を守るためにはこの吉良吉廣も人を殺すことには躊躇がありません。
吉良吉影を弓と矢を使ってスタンド使いにしたのも、吉良吉廣自身です。
杜王町で起きた連続殺人は吉良吉廣が元凶となっているのは間違いありませんね。
吉良吉影との関係と裏設定
吉良吉廣は吉良吉影が21歳の時に癌で死んで幽霊としてこの世に残っていますね。
また、息子の吉良吉影は両親が歳をとってからできた一人息子です。
母親について細かな情報はありませんが、吉良吉廣が死んだあと老け込んで亡くなったとされています。
漫画やアニメの中でも写真に映っている姿がありましたね。
こんな、吉良吉廣には吉良吉影との関係に裏設定がありました。
父親であれば、息子である吉良吉影の殺人行為は止めることが普通ですよね。
吉良吉影は幼少時代に母親から虐待を受けていました。
その虐待行為を見て見ぬふりをしてしまった罪悪感からくる歪んだ贖罪から、息子の殺人行動を止めないという裏設定がありました。
しかし、作者荒木飛呂彦自身がこの吉良吉影と吉良吉廣の関係の設定をボツとしています。
その理由は、殺人鬼である吉良吉影に同情されるようなところはいらないと考えたからだと言われていますね。
しかし、吉良吉影のセリフの中には母親の歪な愛情をうけたと思われるセリフや行動がかありました。
広瀬康一くんをいたぶる時の「男の子だから泣かない」とか「私を見習え」というセリフ。
靴下の裏返しすら見逃せない几帳面さなどは、母親の歪な愛情を受けた影響ではないでしょうか。
作者荒木飛呂彦はボツ設定としていますが、作中にはその考えが描かれているように思えますね。
まとめ
・吉良吉廣は幽霊となってこの世に残っている吉良吉影の父親で、通称「写真のおやじ」
・吉良吉廣は息子の殺人を知っていながら、止めることよりも息子を逃がすためにスタンド使いを発掘したり、吉良吉影自身をスタンド使いにした連続殺人事件の元凶。
・吉良吉廣の裏設定は、吉良吉影が幼少時代に母親から受けていた虐待行為を見て見ぬふりをしたというもの、しかし作者荒木飛呂彦がボツ設定としている。
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