ファニーバレンタイン大統領は痩せたら変わりすぎ?初期から顔の変化について解説

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ジョジョの奇妙な冒険part7「スティールボールラン」に登場するファニーバレンタイン大統領。

初登場時と最後のジョニーとのバトル時では顔も体型もキャラクター性まで別人のようになっています。
ストーリー上でその変化を感じられる部分を取り上げ、憶測を交えつつ見てみたいと思います。

スティール・ボール・ランの大統領は初期から顔が変化した

ファニーバレンタインの顔は髪型を含めて一言で言うと横長に広がった顔から縦長にシュッとした顔に変がしました。
顔面の形としてはほっぺたが膨らんで下ぶくれのようにも見えたものが引き締まった下顎のイケメンの骨格に変化しています。

ファニーバレンタイン大統領は途中から痩せた

ファニーバレンタイン大統領は最初に登場した頃は横長の体型でした。

ファーストレディに化けたルーシーに対峙した時にはディアボロのような細マッチョの体型になっています。

もはや骨格まで変わっているレベルです。

ジョジョファンからは変わりすぎという声も

初登場のイラストとラストバトルの頃のものを見比べてみると、長髪の先が巻き髪になっていること以外はまったく別のキャラクターと言ってもいいくらいの変化です。

 

変化が大きなキャラクターですが、ジョジョの登場人物で初登場時と本格的に活躍している時の見た目が大きく変わっているというのはそれほど珍しくはありません。

いくつか挙げてみると第6部のアナスイは初登場時とストーリー終盤では性別そのもが変わっています。

仲間になった時に男性だと判明しましたが、初登場の時は目がぱっちりまつ毛が長く胸も膨らんでいたので女性キャラの見た目でした。

第3部の犬のスタンド使いイギーはボストンテリアという犬種で初登場の時は目や頭の形もボストンテリアらしい感じでした。

しかし、ペットショップとのバトルの時はチワワとも思えるような姿になります。

その他大きな変化の見えるキャラとしては第4部の小林玉美や間田敏和は敵スタンド使いとしてのバトル中は仗助や億泰と同じような体格だったが、後に登場した時は康一と同じくらいの身長になっていました。

この変化はバレンタイン大統領と逆パターン。

とはいえ、さすがにキャラクターデザインが変わりすぎです。

なぜルックスが変わったのか?

体型は初登場の時が一番太めで身長が低いように見え、登場するたびに体格が良くなり手脚も伸びてきているように思えます。

スタイルは段々と良くなっていますがほっぺたの周りの下顎の肉付きがふくよかで、太めの人の形で描かれていました。

ホットパンツの能力でファーストレディーのスカーレットに化けたルーシーと出会い、彼女に対して「今日の君は以前と「どこか」違う」と言ったところから大統領のほっぺたの下膨れは無くなり太めの体型は完全に細マッチョに変化しました。

このセリフはストーリーとしてはスカーレットに化けたルーシーに対してのものですが読者目線で見ると「お前だろ!」言わせる荒木先生の仕掛けなのかも知れません。

この後、大統領は以前と違う雰囲気を出しすごくカワイく見えるルーシーが化けたスカーレットに欲情し、服を脱ぐ展開になっていきます。

このシーンを描くとしてファーストレディーに化けているとはいえ、14歳の女の子がチビデブの大統領に襲われるということになればストーリー展開とは別の衝撃的なシーンです。

ある意味で表現が自由な漫画の中では綺麗な絵であってほしいという読者の願いに応えてくれたものかもしれません。

ちなみにバレンタイン大統領が痩せたことについては作者の荒木飛呂彦先生が言及していて「自分で戦わなければ目的を遂行できない、という決断を下した際に自分を鍛え始めた」ということです。

その様子はストーリー上に描かれてはいませんが密かにトレーニングしていたんですね。

ラスボスがチビデブだとかっこ悪い説

ジョジョの登場人物で話の場面によって見た目が変化したキャラクターはバレンタイン大統領以外にもいますが、ある法則があるように思えます。

それは、「メインでのバトル時はシリアス型で長身、マッチョ。その他のストーリー上で脇役で登場する時は少しコミカルな見た目になる。」というものです。

例えば第4部に登場した小林玉美、間田敏和は初登場から敵キャラとしてバトルに敗北するまでは7、8頭身くらいに見える長身でスマートなスタイルでしたが、その後の別のバトルの中で補助的に登場した時は3、4頭身くらいになっていました。

また、違った見方をするとストーリー上の格の上がり下がりに合わせてスマートな姿かコミカルな姿かと変化しているようにも考えられます。

玉美や間田は始めは主人公達に攻撃を仕掛けてくる謎のスタンド使いからザコキャラに。

大統領はレースの裏の陰謀の中心にいる黒幕なのかな?くらいの印象からラスボスだった!?という流れで玉美や間田と大統領は逆の変化を見せています。

ただし、この法則は広瀬康一だけは例外で、主役クラスの活躍をしていても4頭身くらいの体格です。

顔や筋肉はスマートでシリアスな雰囲気なのでコミカルなキャラにはなっていません。

変化に深い意味はない

漫画の中のキャラクターでも作者が意図して見た目が変化することもあるようですが、人間が手で描くものなのでストーリー上で重要なレギュラーキャラクターだと登場回数も多くなり描き方が簡略化されることもあります。

いろいろな表情の平均値に近づいたり線がはっきりと迷いが無くなったりといった変化は人間的で人間讃歌がテーマのジョジョとしては自然な事なのかもしれません。

他の漫画でもドラえもんの大きさや形のバランス、こち亀の両さんの顔など主人公でも大きく変化していることはありますね。

想定した設定が少年誌的にNGだった説

ファニーバレンタインはアメリカ合衆国の大統領です。

スティーブンの企画したスティールボールランレースを開催できるよう働きかけ、その見返りにスティーブンは大統領たちの目的に対して全面的に協力することを約束させています。

「聖人の遺体」を集めるという目的のために人が死んでも仕方がないという大統領の考え方を知ったスティーブンとすれ違いが始まりルーシーをも巻き込むバトルが展開。

9つの部位に分かれた「聖人の遺体」を取り合う中でルーシーがファーストレディーのスカーレットに化けて大統領に直接近づいた時に欲情した大統領に襲われ服を脱がされる場面があります。

ルーシーはホットパンツの能力で見た目が完全にスカーレットになっているので、見かけ上は大統領とファーストレディーが夫婦の営みをしているだけだが、キャラ設定としては大統領は43歳でルーシーは14歳。

43歳の背の低い太った権力のあるオジサンがスティーブンを守るため決死の覚悟で乗り込んだ14歳のルーシーを襲うシーンとなるとおぞましい絵面です。

この設定でストーリーを綺麗に進めるために、大統領は非現実的なくらいに変化せざるを得なかったのかもしれません。

まとめ

このファニーバレンタインに限らずジョジョにも限らず、漫画のキャラクターのデザインが変化していくことは珍しいことではありません。

作者の先生がもはや別のキャラクターとして描いているのではないかと疑ってしまう変わりようが読者として感じられるのは確かだと思います。

キャラクターの役柄やストーリー上での露出度、ストーリー自体の雰囲気によってそれに見合ったバランスの良い形というものはあると思います。

ジョジョの奇妙な冒険のシリーズは1部、2部は比較的短いですがスティールボールランは連載期間7年の長編物語です。

読んでいる側が時間を忘れるくらい没頭させられる展開が詰め込まれています。

読み手を物語にスムーズに引き込んでいくためにも個性豊かな様々なキャラクターのデザインは大きな役割を担っているものですね。

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