ポークパイハット小僧のスタンド能力は強い?名前の由来や元ネタについても

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スティールボールランのレースが行われた本当の目的。

ファニー・ヴァレンタイン アメリカ合衆国大統領が「聖人の遺体」を集めること

このためにレースのコースは設定されました。

多くの参加者に9つに分かれた「遺体」の一部を見つけさせ、それを奪うために「遺体」の所有者に刺客が送られました。

見えないところから奇襲攻撃を仕掛けるのが得意な少年のスタンド使い「ポーク・パイ・ハット小僧」に注目して名前の由来や元ネタも掘り下げてみたいと思います。

ポークパイハット小僧とは

大統領が「聖人の遺体」を見つけた者がいるという情報に対してそこへ送られた刺客です。

政府に仕えているようですが10代の少年のような風貌で、その上、喋り方や行動に学があるとは思えません。

ジャイロの持ち物の中のペンを壊し、中から出たインクを飲んでしまっているような行動を見ると教育をまともに受けていない様子です。

第5部で、算数を習っているナランチャがフーゴにフォークで刺されたことを思い出してしまいます。

「ワイアード」という口の中からカギ針がついたワイアーのようなスタンドを使います。

頭に竹のような物をバンドで巻き付けているのが見た目の特徴的で、戦闘に関してはかなり高度な知識とセンスを持っているように思えます。

大統領の「命令」を受け、「聖人の遺体」の一部を奪うためにジャイロとジョニーに襲いかかりますが、「遺体」の価値はわからないようです。

命令を遂行することによって「自分が無敵で賢い」ということ事を証明し、認められることが目的で、認められてのし上がることを目論んでいました。

ポークパイハットのスタンド能力:ワイアード

口の中にカギ針のようなものがついたワイアーをウインチのように巻き取る鋼鉄機械のようなスタンドです。

ものすごいパワーで巻き上げ、馬一頭くらい持ち上げられるようです。

水を張った皿から異空間を通過してワイアーを上空から垂らし獲物をひっかけます。

昆虫や鳥の羽根など「餌」を針につければ、その「餌」の地点から獲物をひっかけられます。

ワイアーは2本あり、両方の針を同時にひっかけ、獲物を引き裂くことが可能。

「餌」をつけた針はその「餌」から生えてくるような形でワイアーが伸ばせます。

ワイアーは水を張った皿から「餌」まで異空間でつながり、引き上げられる際に「餌」を破壊して異空間を通過することになるようです。

この「水を張った皿」が遠隔地から奇襲を仕掛ける武器となるのと同時に、敵の攻撃を本体の至近距離へ通すので、逆に弱点にもなっています。

ポークパイハットは強いのか

話し方や細かな仕草から一般的な教育で得るような知識は足りなそうに見えますが、戦いに関しては自分のスタンド能力を理解し力を発揮できる状況を巧みに作っていきます。

戦闘に関する頭脳は決して悪くは見えません。

能力の性質もあると思いますが、スタンドのスピードとパワーが高いようです。

全く気づかれることなくジャイロを連れ去り戦闘不能にしました。

さらにジャイロの姿が消えて戦闘体制になり注意深くなっているジョニーが気づかぬ間に馬を連れ去っています。

ジャイロやジャイロの馬は上空を飛ぶ鳥の羽根からワイアーを垂らし釣り上げましたが、警戒して岩影に隠れたジョニーに対しては地を這う昆虫を「餌」として地面からの奇襲を仕掛けています。

昆虫がジョニーに寄って行くのを待ち、手で弾いたところでカギ針をひっかけ、さらに別の虫がジョニーに寄るのを見越してもう一本のワイアーの「餌」にしていました。

ターゲットのいる地点の地形やそこにいる鳥や昆虫の動きや性質を理解して攻撃しているようにも見えます。

さらに、地面の下に潜り姿を消したジョニーを捜すためにジョニーの馬を近くに降ろして向かう方向でだいたいの見当をつけ、その一帯に可燃性の液体を撒き火をつけ姿を現すところを狙うという高度な戦法を使っています。

相手の気づきにくいところからパワフルなワイアーで物や敵本体を引き寄せたり、2本のカギ針付きワイアーで引き裂いたり奇襲攻撃がうまくいけば、敵は反撃する間も無く敗北してしまう強さを持っているように思えます。

ポークパイハットの最期とやられ方

ストーリー上でこのポークパイハットの敗因はジョニーのメインの能力である「牙(タスク)」の覚醒です。

「聖人の遺体」の腕部分を所有したことにより発現しているように描かれていますが、気の弱そうな小動物のようなスタンドビジョンも現れ、これ以降でジョニーは爪弾を武器として戦うことになります。

遠隔で敵にワイアーをひっかけるための「水を張った皿」を通して逆にジョニーの爪弾をくらい大ダメージを受けます。

ポークパイハット小僧は大ピンチに陥りましたが、「ワイアード」の能力でジャイロを餌にしてジョニーを捉え、あと一歩で逆転勝利というところまで2人を追い詰めました。

ワイアードのパワーは強く引き上げられれば「餌」にされたジャイロの身体を破壊することになり、さもなければ「遺体」の一部を渡すことを迫ります。

ジョニーは負けを認め、所持していた「遺体」の腕部分を差し出し、ジャイロを救出しましたが「遺体」手放したことで「タスク」の爪の回転が発現できなくなってしまいました。

しかし、ギリギリのところでジョニーの「タスク」の回転をジャイロが「遺体」の手の爪に伝えていました。

「遺体」の手の爪が回転を続けているところを持ち去ろうとしたポークパイハット小僧に爪弾が命中し、トドメになりました。

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ポークパイハットの名前の由来と元ネタ

ジョジョシリーズでは洋楽の曲名やアルバム名、アーティスト名がスタンドの名前に使われることが多く、どんなスタンド能力にどんな名前がつくのだろうというのも楽しみの一つです。

キャラクター名や能力にも同じようにスタンドに使われた曲名やアルバム名に関連するアーティスト名がつけられていることがあり、洋楽ファンがニヤリとしてしまうような名前も珍しくありません。

例えば、

第4部 吉良吉影の「キラークィーン」
第2の爆弾 「シアー・ハート・アタック」
第3の爆弾 「アナザーワン・バイツァ・ダスト」

この3つの名前は全て超有名なイギリスのロックバンド「クィーン」の名曲とアルバムの名前ですね。

ポークパイハット小僧の名前の由来になったものと元ネタを考察してみましょう。

ポークパイハット小僧の名前の由来:イギリスのギタリスト

キャラクター名が「ポークパイハット小僧」でスタンドが「ワイアード」

関連するアーティストはイギリス出身のギタリストであるジェフ・ベックです。

1976年にリリースされたアルバム「ワイアード」の中に「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」という曲が入っています。

スタンド名の元ネタ:ジェフ・ベックのアルバム

ジェフベックが1976年にリリースしたアルバム「ワイアード」がそのままスタンド名に使われています。

プロデュースはジョージ・マーティン。

ジェフ・ベックの「ワイアード」に収録された「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」はカバーバージョンで、オリジナルはチャールズ・ミンガスが作曲したインストゥルメンタル曲です。

1959年に録音され、アルバム「ミンガス Ah Um」に収録されています。

ミンガスはこの曲をレコーディングセッションが始まる2か月前に他界した、通常よりも鍔広のポーク・パイ・ハットを被っていることで知られるサクスフォン奏者、レスター・ヤングへのエレジーとして変ロ短調で作曲したそうです。

まとめ

ポークパイハット小僧のスタンド能力「ワイアード」はスピードやパワーが強くストーリーでのバトルの描写を見ると精密動作性もあるように見えました。

一度カギ針にひっかけられたらパワーで逃げるのは難しそうです。

だだし、遠隔操作ができるとはいえ、「水を張った皿」を通して目で見て攻撃をしなければならないようなので機動性が低そうです。

身を潜めての奇襲ができない場所や状況でバトルに入るとかなり不利になるスタンドのようにも思えます。

状況よって強くも弱くもなりそうな一長一短がはっきりしたスタンドですね。

ジョジョの中での名前の由来や元ネタを調べるのは楽しみの一つですね。

ポークパイハット小僧の場合はジェフベックのアルバム「ワイアード」と曲名「グッドバイ•ポークパイハット」からの名前でした。

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