ブンブーン一家のスタンド能力は強い?トゥームオブザ・ブームはメタリカに似ている?

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一家3人が協力して襲いかかってくるレース出場者であり敵スタンド使いのブンブーン一家。

スタンドは”鉄”を操る能力ですが、その強さと第5部に登場した同じように”鉄分”を操るリゾット・ネエロの「メタリカ」と比較しつつ、家族3人それぞれについて掘り下げていきます!

ブンブーン一家とは

スティールボールランレースに父親と2人兄弟で出場している3人組のブンブーン一家。

砂漠の「呪われた山」で鉱山を探していた時に「悪魔の手のひら」にふみ入り、「鉄」を操るスタンド能力を身につけました。

一家3人が能力を使い、協力してライバルを妨害しながらレースを進めていましたが、レースとは別にジャイロの首には懸賞金がついていることを知っていて、ジャイロとジョニー、一緒に居合わせたマウンテン・ティムの3人との戦闘になりました。

 

父:ベンジャミン・ブンブーン

ブンブーン一家の父親。

味方は息子2人なので当然のようにチームのリーダー的に作戦を決めたり、指示を出しています。

 

鉄を変形して操る能力を持ちジャイロが投げた鉄球を空中で削り取り、親指と人差し指でつまめる大きさにして、いかにもジョジョ立ちというポーズで受け止めました。

 

息子たちの使い方はだいぶ荒いですが、自身もマウンテンティムを騙すために変身能力を使い危険をおかしながら自ら単独で仕掛けています。

一見、勝利したように見えた場面で「死にぎわの悪あがきには気ぃつけろ」と息子のL.A.に気を抜かせないように距離を取らせるなど戦いに慣れています。

悪役なりに息子を気遣うところも見せていますが、負傷したアンドレが砂漠の中で寒気がして目がかすむと言っているのに対して「それが今大切なことか?」とほったらかしにするのが印象的ですね。

長男:アンドレ・ブンブーン

ブンブーン一家の長男。

ジョニーとジャイロのもとに最初に近づいてきたのがこのアンドレで本体が触れたものに磁力を与え近くにある鉄製品や体内の鉄分を操ることができます。

ターゲットがアンドレに触れることがスタンド攻撃のきっかけとなるため、単純に襲いかかるのではなく困っているところ助けを求めるように装います。

毒トカゲに指を噛ませ、手に毒が回りはじめているところをナイフで切り取るから焚き火の火を分けてくれと言い、さらに麻酔替りにベルトで意識が飛ぶ寸前まで自分の首をしめて見せます。

あまりにもブッ飛んだ行動を見せつけどう見ても敵スタンド使いという雰囲気満載です。

読者としては「ジョジョの敵キャラらしい」「新手のスタンド使いか!?」と思える名場面の一つだと思います。

次男:L.A.ブンブーン

ブンブーン一家の次男。

初登場の最初のセリフで「アンドレ兄さん死んじゃったのかな〜〜〜」「父さん!本当に兄さん死んじゃったのかなぁ〜〜〜」と悪役ながら家族想いの心配性な性格を見せています。

自信の無さそうな気の弱そうな発言が目立つL.A.ですがスタンド能力は直接攻撃でパワフルです。キレると泣きながらも強い口調で攻撃的な発言をします。

バトルに敗北したところでジャイロの首に懸賞金がかかっていることを明かし、ストーリー上ではジャイロの正体やジョニーとの関係に進展をもたらしました。

 

ブンブーン一家のスタンド能力:トゥームオブザ・ブーム ワンツースリー

ワン

一家の父親ベンジャミンのスタンド

真っ黒の頭部で口から長い舌を出しているスタンドビジョンです。3人のスタンドの中では比較的見た目が人間に近いように思えます。

鉄を自在に操作することができ、ジャイロが投げた鉄球を空中で削り取り、本体が指で摘み取れるくらいに勢いを落としました。

また、鉄製の顎あてをわ自分の体に取り込み別人の顔になりすますことができます。

マウンテンティムとジョニー、ジャイロを近づける為にこの能力でジョニーに変身してマウンテンティムを騙しました。

ツー

一家の長男アンドレのスタンド

真っ黒のオオアリクイのような形の頭で長い舌を常に出しています。

全身のスタンドビジョンが一家の中では一番はっきりと出ていて人のような胴体に2本の腕と8本の脚が確認できます。

肩周りや脚部は人間の筋肉のように見えますが、手先足先は獣のヒヅメのように見えるデザインです。

 

父親のベンジャミンが一家の中で一番優秀だと言う能力は「人の体に磁気を帯びさせる」というものです。磁力が「感染」するには直接体に触れなくてもアンドレの血のついたナイフに触っただけでもいいようです。

磁力は本体との距離に反比例し、近づくほど強くなります。

複数人が磁力に「感染」すると磁石同士が引き寄せ合うように相乗効果で強力な磁界ができ、「感染」した3人が集まるとお互いの鉄分を含む血液が体を破って集まろうとし、最終的に肉体が破裂してしまいます。

 

人の体に磁力を持たせるスタンドとして第3部に登場したマライアの「バステト女神」が似ていますが、その攻撃を受けたジョセフとアヴドゥルはピッタリくっついた上で行動することはできています。

体全部が一つの磁石になっているようで磁力そのものによって攻撃を受けた人間がダメージを受けることは無いようでした。

第3部ではジョセフとアヴドゥルの2人だけでしたが、もう1人磁力を受けていたらアンドレ・ブンブーンと似たような戦闘になっていたかも知れません。

スリー

一家の次男L.A.ブンブーンのスタンド

砂に描いた絵から発動するように出現し同時にジョニー、ジャイロ、マウンテンティムの3人に襲いかかりました。

登場の仕方が第4部の岸辺露伴の「ヘブンズドア」の初登場の時に似ています。

スタンドビジョンはワン、ツーのように黒い頭部で長い舌を出している特徴をやはり持っています。ギョロ目に尖った耳のようなものがあり、厚い唇の口から舌を伸ばしています。

胴体部分は常に変形しながら敵にまとわりつき直接攻撃を仕掛けています。

攻撃対象の動きを封じながら砂鉄なので磁力で引き寄せられ体が破裂するまでの補助役にもなっています。アンドレの磁力とは最高の相性ですね。

 

黒い砂鉄が集まり、変形しながら直接攻撃を仕掛けますが見た感じは第6部に登場のしたプランクトンの集合体「フーファイターズ」を思い出させます。

砂鉄がスタンドビジョンになっているようですが、第3部のイギーの砂のスタンド「ザ・フール」をも彷彿させる感じです。

スタンド能力は強いのか

 

敵の攻撃を防御したり、欺いたり戦略を組み立てる父親の能力と磁力を帯びさせるアンドレの能力、磁界の中で拘束するL.A.の能力と三位一体のスタンドです。

磁力の作用する中で鉄そのものや鉄分、砂鉄を操る能力を組み合わせたチームとして見ると、いつの間にか「悪魔の手のひら」の中で戦闘していた偶然がジョニーの「タスク」の片鱗を覚醒させたことにより敗北しました。

「悪魔の手のひら」以外の場所で戦っていたら主人公たちは助からなかったことを想像させるスタンド能力はかなり強いという印象を受けます。

能力がメタリカに似ている?

第5部に登場した暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロのスタンド「メタリカ」は、

本体のリゾット自身の体の中に存在する手の生えた小さな芋虫が群生しているようなビジョンのスタンドです。

磁力で攻撃対象の体内の鉄分を集めカミソリやハサミなどの鉄製品を作り出し体を破壊しながら体外に出してしまいます。

この攻撃を受けた者は作り出された刃物の傷よりも血液中の鉄分が不足することにより体内に酸素が行きわたらなくなり死に至ります。

さらに、直接攻撃ではありませんが、自分の鉄分を身にまとい背景に溶け込ませ風景と同一化して身を隠しながら敵の至近距離に近づくことができます。

ブンブーン一家のトゥーム・オブ・ザ・ブームと比較すると磁力で鉄分を操るというところは大まかに共通しています。

アンドレの能力で磁力を帯びさせられた者同士が互いの鉄分を引き合うことによって血液が体を破壊しながら外に出ようとするところが「メタリカ」の攻撃と似ています。

まとめ

ストーリー全体の中でもブンブーン一家との戦闘は印象的で今までのスタンドバトルとは違ったものを感じさせられました。

それはただ、協力しているだけでなくスタンド能力自体が三位一体のような相乗効果をもたらす相性の良さを見せているのに加えて、やっていることは酷い悪事ではありますが悪役なりに家族としての絆もありました。

チームワークでジョニー、ジャイロ、マウンテンティムが間一髪のところまで追い詰められ強かったと思わされます。

リゾットの「メタリカ」とは磁力と体内の鉄分の共通点で似ていると思えますね。父親の変身能力とリゾットの背景への擬態も遠からずという気もしてしまいます。

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